2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

問題:「26歳の男性。主訴は腹痛と下痢。IT企業でストレスの多い仕事に従事している。1日数回排便する。器質的な病変はない。」下痢の病態で最も適切なのはどれか。

1.消化管からの分泌亢進 2.消化管運動の亢進 3.消化管知覚閾値の上昇 4.消化管支配の交感神経機能亢進

問題:「71歳の男性。100mの歩行で左下腿後面に絞扼痛が出現、休息で軽快。仰臥位で両下肢を挙上させ30秒足趾を屈伸させると患側足底部が白くなる。SLRテスト陰性。」身体診察で患側下肢にみられる所見はどれか。

1.ケンプ徴候陽性 2.足底部の触覚鈍麻 3.アキレス腱反射減弱 4.足背動脈拍動減弱

問題:高齢者に対する評価法とその目的との組合せで正しいのはどれか。

1.バーセルインデックス ― 認知症の評価 2.改訂PGCモラールスケール ― 歩行機能の評価 3.MMSE ― ADLの評価 4.ハミルトン評価尺度 ― 抑うつ状態の評価

問題:次の文で示す症例について、陽性となる可能性が最も高い理学検査はどれか。「45歳の男性。2か月前から左腰下肢に痛みを感じる。前かがみで痛みが増強する。左足底部の知覚鈍麻、アキレス腱反射は減弱。間欠跛行はみられない。」

1.FNSテスト 2.ボンネットテスト 3.ゲンスレンテスト 4.アリス徴候

問題:罹患筋への治療穴として天泉を用いる疾患で、陽性となる可能性が最も高い理学検査はどれか。

1.スピードテスト 2.ペインフルアークサイン 3.フローマン徴候 4.ティアドロップ徴候

問題:次の文で示す患者の患側の徒手検査所見で、みられる可能性が最も高いのはどれか。「60歳の男性。2か月前から右頸肩上肢に痛みがある。近医にて頸椎症によるC6神経根障害と言われた。」

1.モーレイテスト陽性 2.腕橈骨筋反射減弱 3.ホフマン反射陽性 4.中指の触覚鈍麻

問題:大腿骨頸部骨折について正しいのはどれか。

1.交通事故による受傷が最も多い。 2.寝たきりの原因となることが多い。 3.安静期間をおいて手術を行うことが推奨される。 4.術後8週以降で荷重訓練を開始することが多い。

問題:呼吸理学療法と目的の組合せで正しいのはどれか。

1.腹式呼吸訓練 ― 一回換気量増大 2.胸郭モビライゼーション ― 虚脱した気道の拡張 3.体位ドレナージ ― 吸気機能強化 4.口すぼめ呼吸 ― 咳嗽機能強化

問題:脳性麻痺について正しいのはどれか。

1.早期診断は容易である。 2.診断が確定してから介入する。 3.運動発達は自然に任せる。 4.家族への保育指導を行う。

問題:前腕義手のうち能動義手の特徴はどれか。

1.装飾が主な目的である。 2.ケーブルでフックを開閉する。 3.モーターで動作をコントロールする。 4.四辺形ソケットを用いる。

問題:脊髄損傷の損傷レベルとkeymuscle(主たる残存筋)の組合せで正しいのはどれか。

1.C5 ― 上腕三頭筋 2.C8 ― 深指屈筋 3.L3 ― 腸腰筋 4.L4 ― 下腿三頭筋

問題:脳卒中片麻痺患者の動作について正しいのはどれか。

1.衣服を着るときは健側から行う。 2.ベッドでの起き上がりは患側を下にする。 3.歩行時には杖を健側で持つ。 4.階段は患側から上がる。

問題:正常歩行のサイクルで正しいのはどれか。

1.立脚中期に全足接地をする。 2.二重支持期は40%である。 3.立脚相で膝関節は1回屈曲する。 4.遊脚相が立脚相より時間が長い。

問題:回復期リハビリテーション病棟で作業療法としてよく行われるのはどれか。

1.歩行訓練 2.巧緻動作訓練 3.嚥下訓練 4.立ち上がり動作訓練

問題:徒手筋力テストで正しいのはどれか。

1.MMT1では筋収縮が全く認められない。 2.MMT2では筋収縮はみられるが関節運動は起こらない。 3.MMT3では抵抗を加えなければ重力に抗して正常可動域いっぱいに動く。 4.MMT4は筋力正常である。

問題:脳卒中の急性期リハビリテーションについて正しいのはどれか。

1.神経症状の増悪がある場合には動作を伴う訓練は行わない。 2.起立性低血圧に対する配慮は必要ない。 3.歩行訓練で長下肢装具を用いることはない。 4.ベッド上でのポジショニングは必要ない。

問題:「60歳の男性。高血圧にて内服加療中。2日前から38℃の発熱、昨日から嘔吐と頭部全体の痛みがある。意識レベルはJCSでⅠ-1、血圧は178/90mmHgである。」 本症例で確認すべき所見はどれか。

1.ケルニッヒ徴候 2.ホルネル徴候 3.バレー徴候 4.ロンベルグ徴候

問題:「60歳の男性。高血圧にて内服加療中。2日前から38℃の発熱、昨日から嘔吐と頭部全体の痛みがある。意識レベルはJCSでⅠ-1、血圧は178/90mmHgである。」 最も考えられる疾患はどれか。

1.高血圧性脳症 2.髄膜炎 3.群発頭痛 4.小脳出血

問題:「83歳の女性。昨夜から左膝痛と38℃の発熱が出現した。左膝関節に熱感、腫脹および膝蓋跳動を認める。関節液の偏光顕微鏡観察で異常を認めた。」 本症例に特徴的な単純エックス線所見はどれか。

1.骨棘形成 2.関節裂隙狭小化 3.骨びらん 4.半月板石灰化

問題:「83歳の女性。昨夜から左膝痛と38℃の発熱が出現した。左膝関節に熱感、腫脹および膝蓋跳動を認める。関節液の偏光顕微鏡観察で異常を認めた。」 最も可能性の高い疾患はどれか。

1.化膿性関節炎 2.関節リウマチ 3.偽痛風 4.変形性膝関節症

問題:「35歳の女性看護師。皮膚の黄染、全身倦怠感にて受診。針刺しの既往がある。肝炎ウイルスマーカーでは、HCV抗体陽性、HCV-RNA陽性で、他は陰性であった。」 本疾患に合併する悪性腫瘍で上昇する腫瘍マーカーはどれか。

1.CA125 2.SCC 3.CEA 4.AFP

問題:「35歳の女性看護師。皮膚の黄染、全身倦怠感にて受診。針刺しの既往がある。肝炎ウイルスマーカーでは、HCV抗体陽性、HCV-RNA陽性で、他は陰性であった。」 本疾患について正しいのはどれか。

1.生ガキの摂取で起こる。 2.慢性化の頻度が高い。 3.劇症肝炎へ進展しやすい。 4.ワクチン予防が可能である。

問題:食道癌について正しいのはどれか。

1.腺癌が多い。 2.若年者に多い。 3.女性に多い。 4.アルコールは危険因子である。

問題:ウイルス性肝炎と感染経路の組合せで正しいのはどれか。

1.A型 ― 血液への暴露 2.B型 ― 性行為 3.C型 ― 獣肉摂取 4.E型 ― 生鮮魚介類摂取

問題:潰瘍性大腸炎の特徴で正しいのはどれか。

1.大腸壁の全層に炎症を起こす。 2.痔瘻合併の頻度が高い。 3.直腸から口側へと病変が連続する。 4.回盲部に好発する。

問題:潜伏期間が最も長いのはどれか。

1.流行性耳下腺炎 2.エイズ 3.ジフテリア 4.破傷風

問題:帯状疱疹について正しいのはどれか。

1.抗ウイルス薬が有効である。 2.発疹は両下肢に好発する。 3.コプリック斑が出現する。 4.小児期に発症する。

問題:COPDについて正しいのはどれか。

1.女性に多い。 2.拘束性換気障害を呈する。 3.安静時の呼吸困難が特徴である。 4.増悪予防にはインフルエンザワクチン接種は有効である。

問題:呼吸器感染症について正しいのはどれか。

1.非結核性抗酸菌は人から人へ感染する。 2.感冒の原因は主に細菌感染である。 3.肺結核の治療は抗菌薬の単剤治療である。 4.肺炎治療で菌の耐性化が問題となっている。

問題:続発性脂質異常症の診断に有用でないのはどれか。

1.肥満度 2.血尿の有無 3.HbA1c 4.甲状腺ホルモン値