問題:脳卒中後の後遺症による上肢の屈曲拘縮に対し拮抗抑制を利用する目的で低周波鍼通電療法を行う場合の経穴の組合せで最も適切なのはどれか。

1.肩髎 ― 肩髃 

2.天泉 ― 侠白 

3.消濼 ― 臑会 

4.少海 ― 間使 

解答:3 (正答率64% ☆☆☆)

解説:上肢の屈曲拘縮の拮抗抑制は、つまり上肢の伸筋群に対する治療を行うこととなる。上腕部は上腕三頭筋、前腕部は前腕伸筋群が治療対象となる。3:消濼ーーー臑会はいずれも上腕三頭筋上の経穴なので正解。1:肩髎ーーー肩髃は三角筋上、2:天泉ーーー侠白は上腕二頭筋上、4:少海ーーー間使は前腕屈筋群に該当するので誤り。

はり師 きゅう師 第25回(2016年度) 問題125 東洋医学臨床論 【大項目】5.疾患に対する東西両医学からのアプローチ 【中項目】B.神経・筋疾患

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脳卒中後の後遺症による上肢の屈曲拘縮に対し、拮抗抑制を利用する目的で低周波鍼通電療法を行う場合の経穴の組み合わせで適切でないのはどれか。

1:消濼ーーー臑会

2:陽池ーーー外関

3:三陽絡ーー四瀆

4:少海ーーー間使

解答:4