問題:血液疾患に伴う病態について正しいのはどれか。
1.貧血は血小板を指標にする。
2.出血傾向は先天的には起こらない。
3.白血球数が正常であれば易感染はない。
4.繰り返す歯肉出血は出血傾向を疑う。
解答:4 (正答率91% ☆☆☆☆)
解説:選択肢1の貧血は末梢血液中の赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値が低下した状態のことなので血小板は関係ない。選択肢2の出血傾向は先天性なものと後天性のものの両方ある。選択肢3の易感染性は免疫能低下などで弱毒病原体によっても容易に感染を起こしやすい状態のことなので白血球数が正常でも、その他の理由で感染防御能が低下していれば易感染性の状態になる。
はり師 きゅう師 第27回(2018年度) 問題51 臨床医学総論 【大項目】5.症候 【中項目】F.血液、造血器、免疫
類似問題:
血液疾患を伴う病態について誤っているのはどれか。
1.ヘモグロビン濃度が低下した状態を貧血という
2.好中球が減少していると易感染性の状態である
3.止血機構に異常があると出血傾向を生じる
4.出血傾向は後天的な疾患のみである
解答:4