問題:低身長となる疾患はどれか。

1.マルファン症候群 

2.シーハン症候群 

3.下垂体前葉機能不全症 

4.バセドウ病 

 解答:3 (正答率91% ☆☆☆☆)

 解説:

1.マルファン症候群は常染色体優性遺伝性の結合織疾患で、身体の骨組みとなる結合組織と呼ばれる部分に先天的な異常があり、全身各種臓器に種々の合併症をきたす病気。
マルファン症候群の症状は、全身各種臓器にみられます。特に、骨・関節・皮膚、心血管、眼、肺などに症状が生じる。
2.シーハン症候群は下垂体の壊死による下垂体機能低下を特徴とする疾患である。
下垂体の機能が低下する疾患。産後に乳汁分泌不全・無月経などの症状がみられ、加齢とともに倦怠(けんたい)感・低血糖・低血圧などの症状が顕著になる。
3.下垂体前葉機能不全症は脳に存在する下垂体かすいたいから産生される6つのホルモンのすべて、もしくは一部が充分に分泌されなくなる病気のことを指す。
低身長や肥満、筋力低下などの症状が生じることがある。
4.バセドウ病甲状腺ホルモンが過剰に働くことと関連したさまざまな症状が現れます。具体的には、以下が挙げられる。疲れやすい、動悸がする、汗が多くなる、手足がふるえる、体重が減るなどがある

はり師 きゅう師 第26回(2017年度) 問題52 臨床医学総論 【大項目】1.診察法 【中項目】C.視診

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解答、1