問題:類上皮細胞はどれか。

1.マクロファージ 

2.リンパ球 

3.肥満細胞 

4.好中球 

 解答:1 (正答率29% ☆)

 解説:炎症時に局所に出現し、障害因子の除去や障害部位の修復を行う細胞(炎症性細胞)には、マクロファージ、リンパ球、肥満細胞、好中球などがある。その中でもマクロファージには、血液中の単球由来のものと組織内に常在する組織由来のものがある。その役割は抗原提示であり、また好中球と同様に貪食作用を持つ。さらに、結核や梅毒、ハンセン病などに罹患した場合、それら病原体に反応したT細胞から産生されたサイトカインにより、マクロファージが病巣に誘導され増殖し、上皮細胞に似た細胞(類上皮細胞)などへ変化する。これを特異性炎(肉芽腫性炎)という。

  はり師 きゅう師 第23回(2014年度) 問題41 病理学 【大項目】5.炎症 【中項目】A.炎症の一般

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肉芽腫性炎でマクロファージに由来するのはどれか
1.肥満細胞 2.血管内皮細胞 3.類上皮細胞 4.多核巨細胞
解答:3