問題:次の文で示す症例について、施術対象となる椎間関節部位で最も適切なのはどれか。「19歳の男性。体操競技選手。体幹のひねり動作時に腰部に違和感を訴え、近医にて分離すべり症と診断された。母趾の背屈力が弱い。」

1.L2-L3間 

2.L3-L4間 

3.L4-L5間 

4.L5-S1間 

   解答:4 (正答率85% ☆☆☆☆)

 解説:母趾の背屈は長母趾伸筋の動作であり、L5、S1レベルの障害を、判定するのに有用である。
脊椎分離症は脊椎の椎弓を構成する上・下関節突起間で骨の連続性が断たれた状態でこれが両側に起こると椎体が前に滑る。
腰椎分離すべり症はスポーツなど腰椎の過度の負荷によって起こる場合が多く、第5腰椎によくみられ、L5-S1レベルの症状を引き起こす。
よって解答は4となる

  はり師 きゅう師 第23回(2014年度) 問題126 東洋医学臨床論 【大項目】7.スポーツ領域における鍼灸施術 【中項目】C.主なスポーツ障害・外傷に対する鍼灸施術

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次の文で示す症例について、施術対象となる椎間関節部位で最も適切なのはどれか。
「19歳の男性。体操競技選手。体幹のひねり動作時に腰部に違和感を訴え、近医にて脊椎分離症と診断された。母趾の背屈力が弱い。」
1.L2-L3間
2.L3-L4間
3.L4-L5間
4.L5-S1間
解答4