問題:次の文で示す症例について、身体診察でみられる可能性が最も高いのはどれか。「54歳の男性。半 年前から右肩関節の疼痛が出現した。最近では疼痛は幾分軽減したが運動制限が顕著となった。ADLでは衣 服の着脱が不自由であり、結帯動作の制限がある。医療機関で肩関節周囲炎と診断されている。」

1.ドロップアームサイン陽性 

2.ルーステスト陽性 

3.肩甲上腕リズム正常 

4.エンドフィール明瞭 

解答:4 (正答率56% ☆☆☆)

解説:肩関節周囲炎、いわゆる五十肩は肩関節の疼痛と関節可動域制限を主な徴候とする疾患である。理学テストの陽性所見は見られず、肩甲上腕リズムの異常が見られる。
エンドフィールは明瞭である。

はり師 きゅう師 第27回(2018年度) 問題129 東洋医学臨床論 【大項目】1.診断と治療 【中項目】A.臨床診断の意義と過程

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解答:3