問題:月経異常の原因とならないのはどれか。
1.ネフローゼ症候群
2.クッシング症候群
3.子宮筋腫
4.神経性食思不振症
解答:1 (正答率66% ☆☆☆)
解説:
1ネフローゼ症候群:一次性(腎臓や糸球体そのものの病変や原因不明)と二次性 (腎臓以外に原因)に分けられる。4大徴候は浮腫、蛋白尿、高脂血症、低蛋白 血漿でネフローゼ症候群そのものが月経異常のにはならない。しかし、治療 にステロイドを使用した場合に月経異常をきたす場合がある。
2クッシング症候群:副腎皮質ホルモンの過剰分泌により生じる。症状は満月 様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満、女性では通常、月経異常が生じる。
3子宮筋腫:エストロゲンの働きによって発育する良性筋腫。症状は月経異 常、貧血、下腹部痛・膨満感、骨盤内圧の上昇による排尿障害、水腎症、下 肢の浮腫、静脈瘤をきたすこともある。
4神経性食思不振症:痩せることを強く望み太ることを恐れるあまり、食事を 極端に制限し痩せてしまった状態。診断基準に「初経のあった女性が無月 経、あるいは3ヶ月以上月経がない。」ことを挙げている。
はり師 きゅう師 第24回(2015年度) 問題58 臨床医学各論 【大項目】6.泌尿生殖器疾患 【中項目】G.女性生殖器疾患
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正答 1