問題:全身性エリテマトーデスについて正しいのはどれか。

1.関節変形がみられる。 

2.高齢女性に発症頻度が高い。 

3.血清補体価上昇を認める。 

4.白血球数減少がみられる。 

 解答:4 (正答率22% ☆)

 解説:全身性エリテマトーデスは、免疫機能の異常によって皮膚や関節など全身の臓器に炎症を引き起こす疾患で、憎悪と寛解を繰り返しながら慢性に経過する。ただし。関節の炎症は一般に間欠的で通常は関節に損傷が起きても1.関節変形をきたすことは少ない。20から40代の2.若い女性に多い疾患である。一般的に活動期には3.血清補体値は低下し、4.白血球数(特にリンパ球)は減少する。

 はり師 きゅう師 第24回(2015年度) 問題59 臨床医学各論 【大項目】10.自己免疫疾患 【中項目】A.膠原病と類縁疾患

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全身性エリテマトーデスについて誤っているのはどれか

1.末梢白血球は減少する

2.血清r-グロブリン値は上昇する

3.抗核抗体が陽性となる

4.HLA-B51が陽性となる

解答4