問題:中殿筋のMMTについて正しい組み合わせはどれか。
1.MMT1 ― 中殿筋に筋収縮がみられる。
2.MMT2 ― 重力に抗して股関節外転を保持できる。
3.MMT3 ― 中等度の抵抗に抗して股関節外転を保持できる。
4.MMT4 ― 高度の抵抗に抗して股関節外転を保持できる。
解答:1 (正答率64% ☆☆☆)
解説:
徒手筋力検査(MMT)では、「MMT3」を重力に逆らって動かせる筋力として基準を設定し、さらにどの程度の負荷に抵抗できるかでMMT4・5を上に設定している。
重力に逆らえず、重力がない状況下であれば動かせる程度の筋力の場合はMMT2であり、視診または触診でのみ筋の収縮が認められる場合はMMT1とする。
上記のことから、今回の選択肢において最も適切な解答は1である。2は重力に抵抗しているためMMT3であり、3は、中等度の重力に抵抗できているためMMT4であり、4は、高度の重力に抵抗できているためMMT5であると考えられる。
はり師 きゅう師 第25回(2016年度) 問題81 リハビリテーション医学 【大項目】3.障害の評価 【中項目】A.心身機能障害の評価
類似問題:
中殿筋のMMTで筋の収縮はみられるが、関節運動は起こらないのはどれか
1.MMT5
2.MMT2
3.MMT1
4.MMT4
解答,3