問題:ステージⅠの関節リウマチの非活動期に行うリハビリテーションで最も適切なのはどれか。
1.関節の安静
2.軽い自動運動
3.コッドマン体操
4.筋力強化訓練
解答:4 (正答率13% ☆)
解説:関節リウマチのリハビリテーションには関節拘縮を防ぐための可動域訓練と、筋萎縮を防ぐための筋力維持・増強訓練が必要。関節可動域訓練は自動運動が基本で、自動介助運動に進めて、疼痛のない範囲で最大限に動かす。筋力増強訓練も自動運動を主体とし、抵抗運動は慎重に行う。関節リウマチのステージIは、関節破壊のない早期関節リウマチである。そのため、関節を動かすことが大切でる。1:安静は間違いり2:軽い自動運動および4:筋力強化も大切である。3:コッドマン体操は、肩関節周囲炎に対する肩関節拘縮予防運動。
ステージIの非活動期では軽い自動運動は不十分とされたのだろうが、臨床では最も大切である。そのため解答は④のみとなっているが②と④が正解である。
はり師 きゅう師 第26回(2017年度) 問題88 リハビリテーション医学 【大項目】11.運動器疾患のリハビリテーション 【中項目】F.関節リウマチ(RA)
類似問題:
関節リウマチで非活動期の治療目的で関係のないものはどれか。
1:関節可動域訓練
2:筋力維持訓練
3:等尺運動
4:アイロン体操
正解④