問題:「57歳の女性。閉経は54歳。最近、顔のほてりと発汗が頻発し、耳鳴り、めまい、手足のほてり、腰部の重だるさ、肩こりを随伴し受診した。ホルモン検査で異常が指摘された。舌質は暗紅、舌苔は少なくやや乾燥。脈は細数。小腹不仁が認められた。」患者のホルモン検査で血中濃度が基準値より高いのはどれか。

1.エストラジオール 

2.ゴナドトロピン 

3.バソプレシン 

4.プロスタグランジンF2a 

    解答:2 (正答率29% ☆)

 解説:問診の中の小腹不仁は東洋医学的に腎の異常を示し、腰部の重だるさも腎の異常を示している。3.バゾプレッシンは抗利尿ホルモンであり問診の情報の中に女房や喉の渇きに関する異常所見が見られないので不正解。1.4.も同様に関係のない選択肢のため不正解。2.ゴナドトロピンは性腺活動を調節する作用があり、東洋医学的な考え方で、問診の中の異常所見と一致するため2が正解。

 はり師 きゅう師 第23回(2014年度) 問題139 東洋医学臨床論 【大項目】5.疾患に対する東西両医学からのアプローチ 【中項目】J.(産)婦人疾患

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患者のホルモン検査で血中濃度が基準値より高くなるのはどれか。
1.黄体形成ホルモン 2.バゾプレッシン 3.エストラジオール 4.プロスタグランジンF2a
解答1