問題:肩関節周囲炎の内旋制限に対し、拘縮している筋への施術で適切な経穴はどれか。
1.肩井
2.曲垣
3.天宗
4.中府
解答:3 (正答率42% ☆☆)
解説:内旋制限に対しての施術のため、外旋の作用をもつ筋に施術が適当だと考える。
肩井は僧帽筋上に位置し、作用は上部が肩甲骨と鎖骨の挙上、中部が肩甲骨を内方に引き固定、下部が肩甲骨を回転し上腕の挙上を助ける。
曲垣は僧帽筋、棘上筋上に位置し、棘上筋の作用は肩関節の外転。
天宗は棘下筋上に位置し、棘下筋の作用は肩関節の外旋。
中府は大胸筋、小胸筋上に位置し、大胸筋の作用は肩関節の屈曲、内転、内旋で小胸筋の作用は呼吸補助である。
はり師 きゅう師 第24回(2015年度) 問題125 東洋医学臨床論 【大項目】5.疾患に対する東西両医学からのアプローチ 【中項目】I.運動器疾患
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