問題:手指の変形でPIP関節屈曲、DIP関節過伸展を示すのはどれか。

1.スワンネック変形 
2.ボタン穴変形 
3.尺側偏位 
4.鷲手 

 解答:2 (正答率55% ☆☆☆)

 解説:2. ボタン穴変形ではPIP関節(近位指節間関節)が屈曲し、DIP関節(遠位指節間関節)が過伸展する変形がみられる。1. スワンネック変形では逆にPIP関節が過伸展し、DIP関節が屈曲する。3. 尺側偏位では第2~4指の中手指節関節が尺側に亜脱臼し、手指が尺側に編位する。1、2、3とも、関節リウマチでみられる。4. 鷲手は背側骨間腔が著明に陥凹し、中手指節関節が背屈し、遠位指節間関節が屈曲する変形で、尺骨神経麻痺でみられる。

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手の変形の特徴と原因

 はり師 きゅう師 第20回(2011年度) 問題52 臨床医学総論 【大項目】1.診察法 【中項目】C.視診