問題:「50歳の男性。大酒家である。軽度の意識障害で受診した。眼球の黄染、胸部のクモ状血管拡張と著明な腹水がみられた。また、上肢の不規則な運動が認められた。」本疾患でよくみられる合併症はどれか。

1.大動脈瘤 

2.食道静脈瘤 

3.マロリー・ワイス症候群 

4.大腸憩室炎 

 解答:2 (正答率25% ☆)

 解説:肝硬変の合併症は、腹水、食道静脈瘤、肝性脳症、肝細胞癌があげられる。肝硬変あるいは慢性肝炎では、門脈あるが上昇する事によって、食道の粘膜下層の静脈が太くなり、食道静脈瘤となる。

 はり師 きゅう師 第24回(2015年度) 問題80 臨床医学各論 【大項目】5.消化器疾患 【中項目】E.肝臓疾患 【大問】

 類似問題:

本疾患でみられない所見はどれか。

1.黄疸 2.腹水 3.肝性脳症 4.けいれん