問題:「62歳の男性。右側の腰から下肢にかけての痛み、 しびれがある。歩くと痛みは強くなり歩けなくなるが、休むと再び歩けるようになる。足関節・上腕血圧比は1.0であった。」歩行中に右下肢痛が起こったときの対応として、体幹の姿位で最も適切なのはどれか。

1.前屈 

2.後屈 

3.右側屈 

4.左側屈 

 解答:1 (正答率91% ☆☆☆☆)

 解説:腰下肢症状を認めており、足関節や上腕血圧比は正常であることから、間欠跛行は神経性であると考えられ、腰部脊柱管狭窄症が疑われる。
脊柱菅狭窄症は前屈により脊柱管の前後径の拡大が期待でき、症状の軽減が得られる。

 はり師 きゅう師 第26回(2017年度) 問題80 臨床医学各論 【大項目】11.運動器疾患 【中項目】F.脊椎疾患 【大問】

 類似問題:

腰部脊柱管狭窄症で適切でないのはどれか。

1.下肢痛が生じる。

2.馬尾神経の圧迫が起こる。

3.腰椎伸展位で症状が軽減する。

4.間欠跛行を示す。