問題:「62歳の男性。右側の腰から下肢にかけての痛み、 しびれがある。歩くと痛みは強くなり歩けなくなるが、休むと再び歩けるようになる。足関節・上腕血圧比は1.0であった。」本症例の徒手検査所見で陽性を示すのはどれか。
1.SLRテスト
2.ケンプ徴候
3.大腿神経伸展テスト
4.K・ボンネットテスト
解答:2 (正答率85% ☆☆☆☆)
解説:腰下肢症状である。足関節・上腕血圧比は正常であることから間欠破行は神経性であり、脊柱管狭窄症であると考えられる。腰椎の後屈によって脊柱管の狭小化を強めることから症状を誘発する可能性がある。陽性を示すのはケンプ徴候と考えられる。
はり師 きゅう師 第26回(2017年度) 問題79 臨床医学各論 【大項目】11.運動器疾患 【中項目】F.脊椎疾患 【大問】
類似問題:
「50歳の喫煙男性。血圧高く太り気味。左側の腰から下肢にかけての痛み、しびれがある。歩くと痛みは強くなり歩けなくなるが、休むと再び歩けるようになる。足関節の血圧は減弱していた。」体幹の肢位で最も楽になる肢位はどれか。
1.左側屈
2.後屈
3.右側屈
4.前屈
回答4