問題:「36歳の女性。締め付けの強い下着をはくようにしたところ、最近、太ももの外側部に痛みとしびれが起こったので来院した。運動麻痺はない。MRIでは腰椎の異常はなかった。」本症例の障害神経はどれか。

1.第1・第2腰神経から起こり、大腰筋を貫く神経 

2.第2・第3腰神経から起こり、大腰筋と腸骨筋の間を斜め外側下方に走る神経 

3.第4・第5腰神経および第1・第2・第3仙骨神経から起こり、梨状筋下孔を通過する神経 

4.第2・第3・第4腰神経から起こり、筋裂孔を通過する神経 

解答:2 (正答率45% ☆☆)

解説:この症状は外側大腿皮神経によるものと考えられる。
1.陰部大腿神経(第1・2腰神経から起こり、大腰筋の前を下降する)
2.外側大腿皮神経
3.坐骨神経
4.陰部神経
であるので、2が正解

はり師 きゅう師 第26回(2017年度) 問題139 東洋医学臨床論 【大項目】4.症候に対する東西両医学からのアプローチ 【中項目】K.神経、運動器の症候

 類似問題:

仙骨神経叢から分岐する枝で正しいものはどれか
1.陰部大腿神経 2.閉鎖神経 3.坐骨神経 4.大腿神経