問題:「48歳の女性。2年前、左手のこわばりがみられ、その後、近位指節間関節から始まる左指の関節痛と腫れが生じ、さらに右指の関節も痛みだした。現在では、両側の手・膝関節にも関節炎がみられる。光過敏や嚥下障害はない。」本疾患でよくみられるのはどれか。

1.ハンマー指 

2.ヘバーデン結節 

3.Z型変形 

4.プシャール結節 

 解答:3 (正答率3% ☆)

 解説:本症例は関節リウマチと思われる。手の変形では尺則偏位、ボタン穴変形、スワンネック変形、Z型変形などが起こる。Z型変形は母指IP関節が伸展し、MP関節が屈曲する変形である。

 はり師 きゅう師 第24回(2015年度) 問題76 臨床医学各論 【大項目】10.自己免疫疾患 【中項目】A.膠原病と類縁疾患 【大問】

 類似問題: