2019-08-10から1日間の記事一覧

問題:「65歳の男性。1か月前から右足の冷えと歩行中の痛みが出るようになった。休むと痛みが軽減し、再び歩くことができる。ただし、前屈み姿勢により痛みは変化しなかった。痛みの部位はふくらはぎと足底。動脈の触診では膝窩動脈の拍動を確認できたが、右側下腿の動脈拍動は減弱。」拍動の減弱を呈する動脈に向けた刺鍼で、足の冷えと痛みを治療するのに適切な経穴はどれか。

1.衝門 2.委中 3.太渓 4.太衝

問題:「65歳の男性。1か月前から右足の冷えと歩行中の痛みが出るようになった。休むと痛みが軽減し、再び歩くことができる。ただし、前屈み姿勢により痛みは変化しなかった。痛みの部位はふくらはぎと足底。動脈の触診では膝窩動脈の拍動を確認できたが、右側下腿の動脈拍動は減弱。」歩行中の痛みを起こす原因はどれか。

1.L5神経根の刺激 2.筋肉の虚血 3.末梢神経の炎症 4.筋肉の内圧上昇

問題:「35歳の女性。左側の首の付け根付近のこり感が強い。大杼から上方に引いた線が僧帽筋上部線維の前縁を超えたところの陥凹部に顕著な圧痛・硬結を認めた。頚部の右側屈で左頸部外側から肩甲骨上角維の前縁を超えたところの陥凹部に顕著な圧痛・硬結を認めた。頚部の右側屈で左頸部外側から肩甲骨上角にかけて伸張痛がある。上肢症状はない。」本症例に低周波鍼通電療法を行う場合、陥凹部の圧痛・硬結部と組合せる刺鍼点として最も適切なのはどれか。

1.風池 2.肩井 3.曲垣 4.肩外兪

問題:「35歳の女性。左側の首の付け根付近のこり感が強い。大杼から上方に引いた線が僧帽筋上部線維の前縁を超えたところの陥凹部に顕著な圧痛・硬結を認めた。頚部の右側屈で左頸部外側から肩甲骨上角にかけて伸張痛がある。上肢症状はない。」罹患筋として最も適切なのはどれか。

1.肩甲挙筋 2.頭半棘筋 3.中斜角筋 4.小菱形筋

問題:次の文で示す患者の患側に対する低周波鍼通電療法の刺鍼部位で最も適切なのはどれか。「48歳の女性。右側の立脚相で明らかな左骨盤の沈下を認める。」

1.肓門と腰眼 2.次髎と膀胱兪 3.維道と足五里 4.居髎と環跳

問題:「51歳の女性。主訴は股関節の痛み。痛みのため台所の立ち仕事が長く続けられない。近医にて変形性股関節症と診断された。」この患者に勧める運動指導で最も適切なのはどれか。

1.散歩 2.水中歩行 3.ラジオ体操 4.スクワット

問題:「51歳の女性。主訴は股関節の痛み。痛みのため台所の立ち仕事が長く続けられない。近医にて変形性股関節症と診断された。」パトリックテストの操作として適切なのはどれか。

1.右の股関節を90度屈曲位に保ったまま膝だけを伸展させる。 2.右膝を胸に近づけるように股関節と膝を深く曲げる。 3.右足を左膝の上に乗せ股関節を開排させた後、右膝の内側を下方に押す。 4.右足を左膝の外側にもっていき右膝の外側を健側方向に押…

問題:次の文で示す症例に対する鍼施術で治療対象となる筋はどれか。「17歳の女子。陸上部の長距離選手。練習開始時、脛骨内側縁の中1/3と下1/3の境界付近に軽い痛みを覚えるようになったが、日常生活に支障はない。エックス線像に異常は認めない。」

1.長母指伸筋 2.前脛骨筋 3.ヒラメ筋 4.長腓骨筋

問題:次の文で示す症例について、施術対象となる椎間関節部位で最も適切なのはどれか。「19歳の男性。体操競技選手。体幹のひねり動作時に腰部に違和感を訴え、近医にて分離すべり症と診断された。母趾の背屈力が弱い。」

1.L2-L3間 2.L3-L4間 3.L4-L5間 4.L5-S1間

問題:絞扼性神経障害について罹患神経と筋の組合せで正しいのはどれか。

1.腕神経叢 ― 肩甲挙筋 2.正中神経 ― 円回内筋 3.橈骨神経 ― 長掌筋 4.尺骨神経 ― 母指対立筋

問題:次の文で示す症例について、障害部位と経脈流注を考慮して行う治療穴で適切なのはどれか。「35歳の女性。左側の第1指から第3指の指腹にしびれを感じる。患者の両手背を合わせ手関節の掌屈を強制させると、数秒後に手指のしびれが増強した。」

1.通里 2.郄門 3.会宗 4.温溜

問題:シェーグレン症候群のドライマウスに対する低周波鍼通電療法の刺鍼部位で最も適切なのはどれか。

1.翳風と下関 2.陽白と瞳子髎 3.頷厭と率谷 4.完骨と天柱

問題:次の文で示す症例で最も疑うべき障害部位はどれか。「68歳の女性。主訴は左殿部の痛み。ローゼルネラトン線を指標とした検査で左側に異常を認めた。ニュートンテスト陰性。」

1.股関節 2.恥骨結合 3.仙腸関節 4.腰椎椎間関節

問題:神経痛と局所治療穴の組合せで正しいのはどれか。

1.大後頭神経痛 ― 天柱 2.小後頭神経痛 ― 脳戸 3.大耳介神経痛 ― 聴会 4.眼神経痛 ― 四白

問題:鍼施術が有効な睡眠障害で最も適切なのはどれか。

1.閉塞性無呼吸症候群 2.レム睡眠行動障害 3.交替勤務性睡眠障害 4.単純性睡眠障害