問題:次の文で示す症例で最も疑うべき障害部位はどれか。「68歳の女性。主訴は左殿部の痛み。ローゼルネラトン線を指標とした検査で左側に異常を認めた。ニュートンテスト陰性。」

1.股関節 

2.恥骨結合 

3.仙腸関節 

4.腰椎椎間関節 

  解答:1 (正答率49% ☆☆)

 解説:ローゼル・ネラトン線は、上前腸骨棘と坐骨結節を結ぶ線。通常、股関節中等度屈曲では、大転子の先端がこの線付近に位置する。股関節脱臼や大腿骨骨折などが起こると大転子はこの線から離れて位置するため、異常を発見する指標となる。ニュートンテストは仙腸関節の理学検査。

  はり師 きゅう師 第23回(2014年度) 問題121 東洋医学臨床論 【大項目】1.診断と治療 【中項目】A.臨床診断の意義と過程

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次の文で示す症例で最も疑うべき障害部位はどれか。
『68歳の女性。ニュートンテスト陽性。ローゼル・ネラトン線を指標とした検査では異常はみられなかった。』

1.股関節
2.腰椎椎間関節
3.膝関節
4.仙腸関節

解答: 4