問題:「45歳の男性。、高血圧、頻拍発作の精査で受診。血中ナトリウム、カリウム値は正常範囲内であったが、腹部CTにて右副腎部に腫瘍病変を認めた。」本疾患の診断に最も有用な測定項目はどれか。
1.尿中アルブミン
2.尿中アミラーゼ
3.血中カテコールアミン
4.血中CK
解答:3 (正答率72% ☆☆☆☆)
解説:褐色細胞腫は副腎髄質や傍神経節などのクロム親和性組織から分泌される。また3.のカテコールアミンを分泌する腫瘍である。
そのため血中のカテコールアミン高値。尿中カテコールアミン増加が起きる。
1.の尿中アルブミンは糖尿病性腎症。
2.の尿中アミラーゼは膵炎、膵癌。
4.の血中CKは心筋炎、心筋梗塞などで高値になる。
はり師 きゅう師 第23回(2014年度) 問題78 臨床医学各論 【大項目】9.内分泌疾患 【中項目】C.副腎疾患 【大問】
類似問題:
「45歳男性。高血圧、頻拍発作の検査で受診。血中ナトリウム、カリウム値は正常である。腹部CTにて右副腎部に腫瘍病変を認められた。」
本疾患の診断で有用な測定項目はどれか。
1.バソプレッシン値
2.カテコールアミン値
3.メラトニン値
4.副腎皮質刺激ホルモン値