問題:狭心症について正しいのはどれか。

1.異型狭心症は日中に起こりやすい。 

2.狭心痛は大動脈壁の内膜に生じた亀裂に血液が流入することで生じる。 

3.心エコー検査で心臓の動きは正常である。 

4.発作時の治療に抗血小板薬が用いられる。 

 解答:3 (正答率36% ☆☆)

 解説:

1.は、労作時(朝、急いでいるとき)や興奮時に出現すること。
2.は、心筋へ酸素を供給する冠動脈が血管内腔の狭窄をきたすと、運動時に十分な酸素供給ができず、心筋虚血により胸痛(狭心痛)が生じること。
3.心エコーでの狭心症の心臓の動きは正常である。
4.発作時の治療として、安静およびニトログリセリン舌下投与またはスプレー噴射を行う。
よって、解答は3である。

 はり師 きゅう師 第26回(2017年度) 問題67 臨床医学各論 【大項目】4.循環器疾患 【中項目】B.冠動脈疾患

 類似問題:

狭心症の診断方法として誤っているのはどれか。

1.心エコー

2.心電図

3.冠動脈造影

4.X線検査

解答:4