問題:次の文で示す症例について、身体診察でみられる可能性が最も高いのはどれか。「54歳の男性。半 年前から右肩関節の疼痛が出現した。最近では疼痛は幾分軽減したが運動制限が顕著となった。ADLでは衣 服の着脱が不自由であり、結帯動作の制限がある。医療機関で肩関節周囲炎と診断されている。」

1.ドロップアームサイン陽性 

2.ルーステスト陽性 

3.肩甲上腕リズム正常 

4.エンドフィール明瞭 

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問題:上腕骨外側上顆炎の患者に対するSOAP方式による記録で、Pに相当するのはどれか。

1.タオルがしぼりにくい 

2.トムゼンテスト陽性 

3.動作後のアイシング 

4.短橈骨手根伸筋の過緊張 

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問題:次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への施術対象となる経穴で最も適切なのはどれか。 「28歳の女性。テニスを10年続けて上級者となってきた。2週間ほど前から肘の内側に痛みを感じるように なった。熱感や腫脹はない。」

1.肺経の絡穴 

2.心包経の郄穴 

3.大腸経の絡穴 

4.三焦経の郄穴 

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問題:「36歳の女性。締め付けの強い下着をはくようにしたところ、最近、太ももの外側部に痛みとしびれが起こったので来院した。運動麻痺はない。MRIでは腰椎の異常はなかった。」本症例に対する刺鍼部位として最も適切なのはどれか。

1.上後腸骨棘と大転子を結んだ中点より垂直に約3cm下がった部位 

2.第4腰椎と第5腰椎棘突起間の外側約2cmの部位 

3.上前腸骨棘より約2.5cm内方でそこから下に約2.5cmの部位 

4.鼠径靱帯の直下で大腿動脈拍動部の外方約1cmの部位 

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問題:「36歳の女性。締め付けの強い下着をはくようにしたところ、最近、太ももの外側部に痛みとしびれが起こったので来院した。運動麻痺はない。MRIでは腰椎の異常はなかった。」本症例の障害神経はどれか。

1.第1・第2腰神経から起こり、大腰筋を貫く神経 

2.第2・第3腰神経から起こり、大腰筋と腸骨筋の間を斜め外側下方に走る神経 

3.第4・第5腰神経および第1・第2・第3仙骨神経から起こり、梨状筋下孔を通過する神経 

4.第2・第3・第4腰神経から起こり、筋裂孔を通過する神経 

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問題:「69歳の男性。主訴は頻尿。一晩に2、3回トイレに行く。泌尿器科で過活動膀胱と診断された。舌診では舌根部の舌苔が厚く、腹診では下腹部の軟弱がみられた。脈診では左尺中の沈が虚であった。」本疾患の排尿に関する症状で最も適切なのはどれか。

1.残尿感 

2.遷延性排尿 

3.尿意切迫 

4.再延性排尿 

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問題:次の文で示す症例に対する治療穴で最も適切なのはどれか。「35歳の女性。職業は事務員。右前腕前面近位部の疼痛と第1指から第4指撓側半の掌側および母指球にしびれがある。前腕の回内動作に抵抗を加えると症状が増悪する。ファレンテスト陰性。」

1.手三里 

2.孔最 

3.大陵 

4.四瀆 

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問題:次の文で示す神経麻痺の罹患神経に対して低周波鍼通電療法を行う場合、経穴の組合せとして最も適切なのはどれか。「手背の骨間溝が著明で鈎爪指がみられるが、パーフェクト0は正常であった。」

1.偏歴 ― 曲池 

2.太淵 ― 孔最 

3.内関 ― 郄門 

4.支正 ― 小海 

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問題:次の文で示す症例に対し、局所治療穴を定めるための徒手検査で陽性になる可能性が最も高いのはどれか。「21歳の男性。大学で水泳部に所属し、専門はフリースタイル。肩の外転、屈曲時に肩前外側に痛みを呈する。」

1.イートンテスト 

2.エデンテスト 

3.インピンジメントテスト 

4.リフトオフテスト 

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問題:末梢神経麻痺と罹患筋への低周波鍼通電療法で用いる経穴との組合せで最も適切なのはどれか。

1.橈骨神経麻痺 ― 手五里・温溜 

2.正中神経麻痺 ― 尺沢・通里 

3.深腓骨神経麻痺 ― 陽輔・懸鍾 

4.脛骨神経麻痺 ― 条口・解渓 

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問題:頚部の神経根障害により手関節背屈と肘関節屈曲の筋力低下がみられる患者に対し、デルマトームを考慮して治療する場合、最も適切な治療穴はどれか。

1.曲池 

2.曲沢 

3.小海 

4.少海 

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問題:次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への施術対象となる神経根で最も適切なのはどれか。「40歳の男性。腰椎椎間板ヘルニアを発症し、腰下肢痛がある。患側の母指底屈筋力の低下、アキレス腱反射減弱、足底の知覚鈍麻がみられた。」

1.L3神経根 

2.L4神経根 

3.L5神経根 

4.S1神経根 

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